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シカゴ名物

シカゴの食べ物といえばまずピザだそうで、今日は名物のスタッフド・ピザを食べてきました。
スタッフド・ピザは、タルト型の器にパイ生地を敷いて、その上に具とチーズを載せ、さらにその上にトマトソースをかけてオーブンで焼くのだそうで、まさにStuffed(詰め込み)ピザという名前がぴったりです。
今日のお店はRush StreetにあるGiordano'sというレストランで、支店もいくつかあって割と人気の店です。ピザは普通は大きさが半径30センチくらいのものなのですが、ランチタイムのみ Individual といって直径18センチくらいのものが頼めるということでそれにしました。今回オーダーしたのは、ソーセージ+トマトというもので、写真で見えるとおり上にはトマトソースとトマトのスライス、中にはチーズとソーセージが入っています。周りの生地はパイそのものです。
食べた感想は、「美味しいけどピザじゃないみたい」な感じです。周りのパイが結構厚いので味がそちらに支配されている気がしました。個人的には生地の薄い、チーズの味がこってりとしたピザの方が好きなのですが、これはこれでこういう食べ物だと思えば美味しいかなと思いました。
このピザが$5だったので、注文の際に「ちょっと足りないかも」と思って$1.90のフレンチフライ(フライドポテト)を一緒に頼んだのですが、これが結構量があって困りました。写真だとあまり大きく見えませんが、一本の太さが1.5センチくらいあるので、結構なボリュームです。おまけにピザも生地まで食べるとかなりの量だったので、ポテトは少し残してしまいました。
満腹状態でぶらぶら歩いていると、なにやら行列を発見しました。よく見るとポップコーンのお店のようです。「シカゴ名物のもう一つはポップコーン」と何かのガイドブックに書いてあったのを思い出し、満腹なのを忘れて並んでしまいました。
相当有名なお店なのか、買っていく人は皆50cm×30cm位の袋に詰めたものを2つ、3つと買っているようです。あんなに買ってどうするのだろうと思いつつ、僕は一番小さい "mini mix"というのを頼みました。
何がmixかというと、ポップコーンの味付けがチーズ味のものとキャラメル味のものが半分ずつ混ざっているのです。袋に入れる前には別々に分かれているのですが、袋に入れた後にご丁寧に袋をシェイクして中身をまぜこぜにしてくれます。
早速食べてみましたが、これがおいしい。チーズ味の方はチーズの味がしっかりとついていて食欲をそそり、キャラメル味のほうは手ごろな甘さでほのかな苦味もあります。また適度にシェイクされているため、お互いの味が少しずつ交じり合ってお互いの塩味や甘さが引き立つような微妙な味となっています。また作りたてのため暖かくて食感も軽やかです。これなら行列が出来ても不思議はないと思いました。
昔からシカゴ一帯は大穀倉地帯で、とくにとうもろこしはたくさん取れるため、ポップコーンもメジャーなお菓子になったようです。こちらでは塩味のものよりこういった味付けをしたものの方がポピュラーなようです。
このお菓子の唯一の欠点と言えば、手がこのように黄色くなってしまうことでしょうか。まあご愛嬌ですが、家に帰ってみたら、カバンのいたるところに黄色い手垢がついていました。



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