ライン
9/27

国際免許証

海外旅行などでご存知の方も多いかと思いますが、海外で車を運転するには国際免許証が必要です。免許を持っている人なら、運転免許試験場に行って、パスポートと免許証と幾らかのお金を払えばすぐに作ってくれます。発効日から1年間有効で、帰国後は警察に返納しなければなりません。
こちらに来るまでは「これさえ持っていれば心強い」と思っていたのですが、いざこちらに住んでみるとあまり大したものではないことが分かりました。
まず、イリノイ州の居住者は3ヶ月以内にイリノイ州の免許証を取らなければ車を運転できないという決まりがあります。つまり国際免許自体は1年間有効なのですが、イリノイ州の住民としては3ヶ月しか使用できないということになります。
また、IDカードとしては何の効力もありません。こちらでは写真つきのIDカードとして運転免許証が一番ポピュラーですが、国際免許証を見せても全然通用しません。
そもそもこんな葉書大の紙切れではとても免許証には見えませんし、写真の上にはラミネートも何もしておらず糊で貼り付けてあるだけです。また、サイズも大きい(葉書大)なので、ポケットにも入らず、いつも携帯に苦労します。
さらに、レンタカーを借りるときや車を買うときには日本の免許証を見せるだけで全て済んでしまいました。残念ながら(?)警察官に止められた事も無いので、この国際免許証はいままで一度も出番がありません。もうすぐイリノイ州の免許を取ろうと思っているので、このまま使わずにお蔵入りする可能性が高いです。



戻る

ライン