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電圧とコンセント

アメリカではコンセントの電圧は120ボルトです。日本は100ボルトですからアメリカの方が若干高いのですが、コンセントの形状が基本的に同じなので、日本から持ってきた機器が使えてしまいます。
一番重宝しているのがこの電気釜で、いまのところ全く問題なく使えています。電圧が高い分多少水加減が変わるようで、やや多めに水を入れたほうがうまく炊けるようですが、それ以外は特に異常はありません。こちらでも炊飯器は何種類かありますが、やはり日本製のものが使いやすいです。
もう一つ日本から持ってきたのが掃除機です。こちらの掃除機は全て、本体と吸い込み口が一体となった縦置き型なので、細かいところを掃除するにはやはり本体からホースが出ている日本の掃除機の方が便利です。これもこちらで使ってみたところ、問題なく動作しますが、結構大きな音がします。「中」で使っていても「強」にしたような音と風が出てきます。最初は壊れてしまわないか心配でしたが、今のところ正常に動作しているようなのでこのまま使いつづけようと思っています。
ちなみに、正しい使い方は、「120Vを100Vに変換するトランス(変圧器)」という装置が売っているので、それを通してコンセントをつなげば日本と全く同じになります。
これがこちらのコンセントです。日本のものとあまり違いませんが、アース用の3つ目の穴が必ずついています。日本ではこの穴が無いのが普通だと思います。
実際にこの3つ目の穴が必要になるケースは少ないのですが、一部の機器にはアースつきのコンセントがついていますので、そういった機器をつなぐにはこのようなコンセントが必須になります。
実は日本からテーブルタップ(タコ足配線用のコンセント)を持っていったのですが、この3つ目の穴が開いておらず、幾つかの機器のコンセントが刺さらないという事態になりました。
さらにおもしろいのは、こちらのコンセントプラグは2つある金属部分の片方がもう一方よりも大きいということです。上の差込口の写真を見てもらえれば分かるかと思いますが、左側の穴の方が右側の穴よりも大きいので、このプラグは正しい向きでないと刺さりません(左右をひっくり返すと刺せない)。実は日本のコンセントも差込口の方は左右の大きさが違うのですが、プラグの方は左右対称なのでどちらでも刺さってしまいます。
またもや問題はテーブルタップで、日本から持ってきたものの中には、左右の差込口の大きさが同じ(両方とも小さい)ものがありました。これだと左の写真のような左右非対称のプラグは刺さりません。結局先ほどの話も含めると、テーブルタップはこちらで買った方が良いようです。



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