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ホームパーティー

今日は研究室の人たちが教授の家に招かれてのバーベキューパーティーがありました。毎年夏の終わりとクリスマスの頃にこのようなパーティーを開いているそうです。
教授の家はシャンペーンの中でも高級住宅の建ち並ぶ地域にあり、2階建て、地下室あり、ガレージあり(当然リモコン付き)、庭付き、大きな池付きというそれはすばらしい邸宅です。今日は総勢25人という大人数でしたが、それを感じさせない広い家でした。
家族のいる人は皆奥さんや子供を連れてきており、非常に明るく楽しい雰囲気です。皆それぞれ好きなように食卓に腰掛けたり、庭のベンチに腰掛けたり、壁にもたれたりしていろいろと会話をしています。特に余興などは無く、食べながら話すだけのごく普通のパーティーですが、食事も美味しく会話も楽しく時間はあっという間に過ぎていきました。
バーベキューと言っても、皆は家の中にいて、庭で焼いた肉を持ち込んで食べるというスタイルです。ソーダやサラダ、パン、生野菜などもいろいろと用意されており、いかにもパーティーといった雰囲気です。さらに、参加者は一人一つずつappetizerかside dishを持ってくるという約束なので、肉以外にも色々な食材が集まりました。大学の研究室ですから、独身の人も多いわけですが、おばあさんの焼いたラザニアとか、お母さんの焼いたケーキなど皆それぞれ工夫して持ってきていました。もちろん自分で作ったものもいくつかありました。今までレストランなどで食べた食事はそれほど美味しいと思わないものが多かったのですが、今日食べたものは皆おいしく、「アメリカ人も意外と美味しいものが作れるんだな」という発見をしました。
ちなみに我が家からは太巻き(ツナ・カニカマ・キュウリ・玉子)といなり寿司を大急ぎでこしらえて持参しました。果たしてアメリカ人がこんなものを食べるのか?というのは結構興味がありましたが、結構受けは良かったようです。太巻きの方は「カリフォルニアロールに良く似ている」と言いながら食べてましたのでほとんど抵抗は無かったようです。さすがにいなり寿司のほうは見たことも無い様で、最初はなかなか手をつけませんでしたが、一人に勧めて食べてもらったところ美味しかったらしく、彼が周りの皆にも勧めてくれてどんどん無くなっていきました。どちらも最後にはほとんど残ってませんでしたので、とりあえず作戦成功だったと言えます。次はどんな日本食を紹介しようか今から楽しみです。

とにかく今日は、アメリカの本当のホームパーティーに参加したということで非常にいい経験が出来ました。もちろん家が広くないとこんなことも出来ませんので、日本ではなかなか難しいかもしれませんね。僕もこちらにいるうちに一度くらいはホームパーティーを開いてみたいと思っています。



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