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マイナー日本人

こちらへ来て思うことの一つに、「日本人が少ない」というのがあります。これまではハワイやフロリダといった観光地にしか行った事がなかったため、日本人もそれなりに見かけましたし、それが普通なのかと思っていましたが、シャンペーンのような「本当のアメリカの町」に来てみると、日本人の少なさに驚かされます。
町で見かけるアジア人といえば、ほとんどがKoreanかChineseです。特にKoreanの多さには驚かされます。町の中にも韓国人向けののスーパーやレストラン、床屋まであります。もちろん和食の店もあるのですが、じつは韓国人が経営していたりします。
それに引き換え、日本人は実に少なく、大学でもめったに見かけません。この差は何なのでしょうか?
一つには、日本での暮らしやすさ、不満のなさがあるのでしょう。日本で普通に勉強して、普通に就職して普通に生活していれば、大抵の場合は特に不満も無いでしょうし、平穏無事に暮らしていけます。わざわざ大変な思いをしてアメリカまで出てくる必要もありません。しかし、他の国からきた人々を見ていると、理由はそれだけではないような気もします。彼らは非常に意欲的で、日本人にはあまり見られないようなバイタリティーがあるように思えます。少々英語が出来なくてもどんどん出て行って話をしていますし、日本人のように対面を気にすることも少ないようです。
そんな彼らを見ていると、羨ましい気もしますし、日本はこのままだといつか彼らの国に抜かれていってしまうのではないかという気もしてきます。

(写真は本文とは特に関係ありません)



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