ライン
3/8

イリノイ産蕎麦

僕は蕎麦が好きで、日本では時々自分で打って食べたりしていたのですが、こちらに来てからはそば粉を見つけることができなくて、蕎麦を打つことができませんでした。実際には近くのスーパーにもそば粉(buckwheat flour)として売っているものがあるのですが、それはパンやパンケーキに入れるためのもので、黒いそば殻のカスも一緒に混じっています。実際、一度蕎麦にしてみたのですが、じゃりじゃりしてとても食べられるものではありませんでした。

しかし、先日、以前にもご紹介したAmishの村に行って、とある店に入ったところ、真っ白な正真正銘の「そば粉」を見つけました。Amishの人々は自給自足を基本とする小規模な農耕部族なので、このそば粉もおそらくこの近辺で取れたものでしょう。イリノイ産蕎麦粉と言う訳です。
早速購入して試食です。
保存状態はそれほど良い訳ではないので、香りはやや飛んでしまっていましたが、こねた感じ、切った感じは日本のそば粉と変わりません。
醤油、みりん、鰹節等はこちらでも手に入るので、そばつゆも作って早速試食です。

粉が一番粉(蕎麦の実の中心近くの粉)に近かったせいもあってか、蕎麦の色はやや薄めでしたが、味は良好、蕎麦の香りもほんのりと楽しめました。そばつゆも美味しくいただけ、まずは合格といったところでした。

このそば粉さえあれば、とりあえずいつでも蕎麦が打てますので、これから身近なアメリカ人に、日本文化としての蕎麦を紹介してみようかと思っています。



戻る

ライン