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自然史博物館 (シカゴ)

シカゴで有名な博物館の一つが、このフィールド自然史博物館(Field Museum of Natural History)です。その昔、マーシャル・フィールドという人が100万ドルを寄付してそれを元手に作られた博物館で、地球の誕生から現代にいたるまでの地球と人類が生み出した自然と文化の遺産が網羅されています。
建物は地下と1,2階に展示室があり、真中の部分は大きな吹き抜けになっています。吹き抜け部分には恐竜の化石、アフリカ象の剥製、そして大きなトーテムポールが飾ってありました。
この博物館の見所の一つが、エジプトから持ってきた王家の墓で、2階建ての造りがそのまま再現されています。中には象形文字の書かれた壁画やたくさんのミイラ、装飾品などが展示されています。
そして、たくさんの動物の剥製が展示されています。どれもまるで生きているかのように見えました。動物園よりも近くでじっくりと見られるので良いかもしれません(勿論動く事はありませんが)。
恐竜の化石もたくさん展示されています。ジュラシックパークに出演していたT-Rexの化石もあり、子供達の人気を集めていました。
あと面白かったのは、宝石の展示です。世界各地から集められた宝石が薄暗い部屋の中でまぶしく輝いていました。これは一見の価値があると思います。

これら以外にも、地球の歴史や生物発生の歴史、動物の生態についてのいろいろな説明、海の生物や鳥類、爬虫類の展示などとにかく盛り沢山で、全部見るには丸一日かかります。ただし、これでも一般公開されている標本は、博物館が所有する収蔵品1600万点のうちのわずか3%だそうです。他の物はおもに研究用途に使用されているそうですが、わずか3%のものを見るのに丸一日かかるのですから、全部見ようと思ったら1ヶ月はかかるわけです。1ヶ月かける気はありませんが、どれだけたくさんのものがしまってあるのか一度見てみたいものです。



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