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Mitsuwaマーケット (シカゴ)

シカゴの少し北にアーリントンハイツという町があります。ここには日本人がたくさん住んでおり、日本の食材などを扱う店や日本食のレストランなどがいくつかあります。その中でも最も有名なのがこのMitsuwa World Marketです。実はこの店、もともとはヤオハンだったのですが、ヤオハンが海外から撤退してからはミツワという名前になったようです。
外観は、日本だか中国だか分からないような怪しい建物になっています。
中に入ると、いたって普通の「日本のスーパー」でした。食料品のコーナーを中心に、和食器の売り場や日本の書籍売り場、ラーメンを食べるようなコーナーもありました。日本にいたら何の変哲も無いスーパーですが、半年以上もこちらのお店に慣れてしまうと、この店構えは斬新な感じがします。
このように並んだ刺身を見るのもアメリカに来て初めてです。
冷蔵のラーメンも懐かしいものの一つです。

ちなみに、インスタントラーメンはどこのスーパーでもアメリカバージョンのものがたくさん売っています。ただし、味がちょっと違う(まずい!)ですし、作り方も「袋の中でこなごなにしてから麺を鍋でゆでる」なんて書いてあるものもあります(スープの感覚で飲むのでしょう)。
おでんの具もまずお目にかかれません。

ちなみにシャンペーンでは絶対に手に入らないものでこのスーパーで見かけたものとしては、長ネギ、ごぼう、レンコン、ミツバ、シソ、魚全般(アジの開き、カレイやヒラメ)、あんぱん、シュークリーム、インスタント焼きそばなどでしょうか。多分もっとたくさんあるはずですが、記憶に残っているのはそんなところです。

いろいろな日本の食材を目にして、また大勢の日本人(客の8割は日本人)を見かけて、なんだか日本に帰ってきたような気がしました。これまではあまり日本が恋しいと思ったこともありませんでしたが、ここに来たら初めて少しそのような気持ちになりました。食べ物の記憶はやはり根強いものなのでしょうね。



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