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入院生活

この病院では、陣痛・分娩・その後2時間程の休憩を一つの部屋で行い、それが終わると family suiteという部屋に移されます。この部屋は名前のとおり、家族で過ごすための部屋で、パパとママ、そして赤ちゃんが一緒に過ごす事ができます。いわゆる病院の個室よりは広く作られていて、赤ちゃんのカートを置くスペースや、パパ用のベッド(ソファーの中から折りたたみのベッドが出てくる)を広げるスペースが取ってあります。
この部屋には出産から48時間滞在(入院)する事が出来ますが、それ以上の延長はできません。日本では出産の後1週間程度入院すると聞きましたが、それと比べるとかなりの違いです。
赤ちゃんは基本的に部屋に一緒にいますが、何か検査のある時や、一緒に居たくない時(^_^)には Nursing Roomという部屋に預けられます。
産まれた直後からずっと一緒に過ごせるというのはとてもいいことだと思います。おなかから出てきた赤ちゃんが、大袈裟に言えば1時間ごとに成長していく様が良く分かりますし、その過程を見る事でますます愛着が湧きます。
もちろん、隔離された部屋ではないので、自分達の持ち込んだ荷物や洋服にもたくさん雑菌がついているでしょうし、人もバタバタ出入りするので埃も多いでしょうから、新生児にとって本当にいい環境なのかどうかは良く分かりませんが、こちらの子供は皆こうしているわけですから、どうってことは無いのかもしれません。
また、この部屋で実際にオムツを替えたり、おっぱいをあげたり、体を拭いたりするわけですが、いつでも看護婦さんが来て丁寧に教えてくれるので、この後帰ってからの生活の練習にもなります。実際、ママの方はベッドの上でほとんど動けないわけですから、色々な実技指導を受けるのはほとんどパパということになります。
入院中の食事ですが、毎日日替わりのメニューの2つのうちから一つ選ぶような形式になっています。ご覧のようなビーフステーキを初めとして、ラザニアやクリームパスタなど、出産直後にも関わらずヘビーなものが多いのがいかにもアメリカといった感じです。




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