セントルイスで最も有名なのが、ゲートウェイ・アーチというオブジェです。ミシシッピ河畔の公園内にあり、ミシシッピ川を渡ってセントルイスに入るときには真っ先に目に入ります。 このアーチは、セントルイスが西部開拓の入り口となったことを記念して35年前に作られたもので、特に何かに使われているものではなく、単に記念碑なのですが、その大きさには驚かされます。高さは約200mで60階建てのビルに相当し、人工のモニュメントとしてはアメリカで最も大きいそうです。 |
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近くで見るのその大きさが実感できて、写真を撮ってもご覧の通り。どうやっても後ろの町と一緒に全体を1枚に収める事はできませんでした。右下に人間が小さく写っているのが見えるかと思います。 | |
表面はご覧のようなステンレスの板で、中身はコンクリートだそうです。表面はひんやりとしていい感じに輝いていましたが、ご多分に漏れず釘か何かで落書き(自分の名前とか)がたくさんありました。 | |
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このアーチの中にはトラムと呼ばれる乗り物があって、地下からこのトラムに乗るとアーチのてっぺんまで行く事ができます。トラムは5人乗りの車両が8両つながっていて、各車両はご覧のような狭い空間です。ここに巨大なアメリカ人が乗るわけですから、結構ギュウギュウずめといった感じになります。 ちなみにこのトラムはかなりの人気で、朝から結構な込み具合でした。僕は朝一番で言ったのですぐに乗れたのですが、休日の午後などは何時間も待たされる事もあるとか。 |
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てっぺんまで登ると、そこは展望室のようになっています。アーチなので、床もアーチ状です^^)
窓がたくさんついていて、皆窓にへばりついて外を眺めています。片方からはミシシッピ川、もう片側からはダウンタウンが見えます。 |
この日は天気が良くて、実に良い景色を見ることができました。このときは丁度アーチの影が地面に映り、自分がアーチの上にいることが実感できました。本当に気持ちが良かったです。 ただのモニュメントではありますが、このような建造物を見るのは生まれて初めてだったので、結構感動しました。その大きさ、質感、町とのコントラスト、どれもがすばらしかったです。またこのような巨大なオブジェを(税金で)作ってしまうアメリカ人の発想にも驚きました。 アメリカ中西部に来る機会があれば、ぜひこのアーチを見に来る事をお勧めします。 |